若ハゲ・AGAについて

おれ、田中(仮名)。28歳。会社員。
目下の悩みは、ハゲ始めていること。

まだ三十路にもなっていないのにハゲってどーいうことだよ…。
若くても髪が抜けるって、もちろん知っている。
ハゲは中高年だけの悩みではない。

でも、まだたいして出世もしていない、結婚もしていない。
人生の辛酸をなめるにはほど遠くぬる~い毎日を送っているというのに、どうしてハゲているんだ。
辛い。
辛すぎる。

だからといって、このまま手をこまねいているわけにはいかない。
数年後にはツルっぱげなんてことにはなりたくないから、ハゲ対策を始めることにした。

若ハゲという言葉がむかつく

だいたいさ、「若ハゲ」っていう言葉はひどくね?
老ハゲとか年配ハゲなんて言わないじゃん。
若くして薄毛になるという悲壮感たるや…。

今のところ、なんとかヘアセットでごまかしているから外を歩いても大丈夫だと思っているけど、実は「アイツ、ハゲてんじゃん」って後ろ指さされていないかビクビクしている。

また若いおれは、外見にコンプレックスを感じやすいんだよ。
自分の容姿がどうでもいいって開き直れないんだよ、

だからこそ「AGAはお医者さんで治せます!」みたいなテレビCMが成り立つんだろうけど。
でもお医者さんに行こうとは思えないよねーー
たとえ医者相手でも、この過疎ったおでこを晒したくないよねーーー!!

AGAという病名もイラつく

若ハゲ、というか男のハゲはAGAという病気だと、もうずいぶん浸透していると思う。
だからこそ「AGA 治したい」「20代 AGA」なんて検索して、どうにか治す方法を見つけようと思っているわけだが。

でもやっぱり、若くしてハゲるという現実は辛い。かなり辛い。
ほかの男達みたいに髪があれば、、、
朝の準備に時間がかかることもないだろう。
キャップやニット帽頼みなコーディネートに飽きることもないだろう。
女の子と風呂に入ることもできるだろう。
海やプールでナンパしてみたい。

髪がないことを隠すのに必死すぎて、できないことが多すぎる。
まかり間違っても「AGAだからさ、仕方ないんだよねー」なんて振る舞えない。

AGAは治療するものなのか

病院に行けば、AGA治療薬なるものが処方される。
飲み薬を飲めば、ハゲが抑えられるらしい。

ここで「???」なのが、治療薬とか言っておきながらハゲは治らないってこと。

「ハゲは治らない」

こんな絶望的な言葉が存在していいものか。
でもAGAの薬を飲めば、少なくともハゲ続けることはない。
減った髪も増えるらしい。
薬を飲み続ければ、髪がある生活に戻れるらしい。
薬を飲み続ければ、AGAということを忘れて生きていけるというのか。

ならば薬を飲もうじゃないか!